バイク保険の相場はいくら?年間保険料の目安と自分に合った選び方

バイク保険の相場はいくら?年間保険料の目安と自分に合った選び方

本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の状況により最適な判断は異なります。必要に応じて公的情報や専門家へご確認ください。

バイク保険の見積もりを取ろうと思ったとき、「そもそも相場ってどれくらいなんだろう」と気になることがあるかもしれません。高すぎる保険料を払いたくはないけれど、安すぎても不安。他の人がどれくらい払っているのか、自分の条件だとどのくらいが一般的なのか、比較する際の基準がないと判断しづらいと感じることもあります。

保険会社のサイトを見ても「お客様の条件によって異なります」としか書いていなくて、結局自分の場合はどうなのかがわからない。かといって、いきなり見積もりを取るのも、何を基準に見ればいいのかわからないまま進めることになる。そんな状態で保険を選ぶのは、なんとなく落ち着かないと感じる人もいます。

この記事では、バイク保険の一般的な相場と、保険料が変わる要因について整理していきます。

バイク保険の年間保険料、一般的な相場は?

バイク保険の年間保険料、一般的な相場は?

バイク保険の保険料は、年齢・等級・排気量・補償内容などによって大きく変わりますが、一般的な目安として以下のような範囲になることがあります。

排気量別の年間保険料の目安

  • 原付(50cc以下):年間15,000〜30,000円
  • 125cc以下:年間20,000〜40,000円
  • 250cc以下:年間30,000〜60,000円
  • 400cc以下:年間40,000〜80,000円
  • 400cc超:年間50,000〜100,000円以上

ただし、これはあくまで目安です。同じ排気量でも、年齢が若い場合や等級が低い場合、または補償を手厚くした場合は、この金額よりも高くなることがあります。逆に、長年無事故で等級が進んでいる場合や、補償を最小限にした場合は、これより安くなることもあります。

相場の幅が広い理由

バイク保険は自動車保険以上に「個人差」が大きい保険です。年齢や運転歴、バイクの使用目的、過去の事故歴など、さまざまな要素が保険料に影響するため、同じ排気量でも保険料が倍以上違うことも珍しくありません。

「自分の場合はどうなんだろう」と思うのは自然なことです。相場を知っても、それが自分に当てはまるかどうかは別の話。保険料が何によって変わるのかを知っておくと、見積もりを見たときに「これはどういう理由でこの金額なのか」を考える際の参考になることがあります。

保険料を左右する主な要素

バイク保険の保険料は、以下のような要素によって変動します。

年齢と運転歴

保険料に影響する要素の一つが年齢です。一般的に、若い年齢層ほど保険料は高くなる傾向があります。

  • 20歳以下:比較的高い傾向
  • 21〜25歳:やや高い傾向
  • 26〜29歳:標準的な傾向
  • 30歳以上:比較的安い傾向

これは統計的に若い年齢層の事故率が高いためで、保険会社がリスクを計算した結果です。年齢が上がるにつれて保険料は下がっていく傾向があります。

ノンフリート等級

自動車保険と同じように、バイク保険にも等級制度があります。初めて保険に加入する場合は6等級からスタートし、1年間無事故であれば翌年は1等級上がります。

  • 等級が上がるほど割引率が高くなる傾向
  • 最高20等級で約60%の割引が適用される場合が多い
  • 事故を起こすと等級が下がり、保険料が上がる可能性がある

長く無事故を続けている人ほど保険料が安くなる傾向にあります。逆に、保険を使う事故を起こすと等級が下がるため、次年度の保険料が上がる可能性があります。

排気量とバイクの種類

排気量が大きいほど、一般的に保険料は高くなる傾向があります。これは、大型バイクほど事故時の損害額が大きくなりやすいためです。

また、同じ排気量でも、スポーツタイプのバイクは保険料が高めに設定されることがあります。これも統計的なリスク計算に基づくものです。

補償内容

どこまでの補償をつけるかによって、保険料は大きく変わります。

  • 対人・対物賠償:無制限が一般的
  • 人身傷害保険:つける・つけない、金額の設定
  • 車両保険:つける・つけない、免責金額の設定
  • 特約:弁護士費用特約、ロードサービスなど

特に車両保険をつけるかどうかで、保険料は30〜50%程度変わることもあります。新車や高額なバイクの場合は車両保険をつける人が多い一方、古いバイクや低価格のバイクの場合は車両保険をつけない選択をする人もいます。

自分の保険料が高いのか安いのか、どう見る?

自分の保険料が高いのか安いのか、どう見る?

見積もりを取ったとき、その金額が一般的なのかどうか判断するのは難しいものです。「相場より高い気がする」と思っても、それが自分の条件によるものなのか、保険会社による違いなのかがわからない。

見積もりを見る際の参考として、以下のようなことを確認してみる方法があります。

複数の見積もりを比較する

同じ条件でも、保険会社によって保険料は異なります。同じ補償内容で複数社から見積もりを取ると、どの保険会社が自分の条件でどのような金額を提示しているかが見えてきます。

一括見積もりサービスを使えば、一度の入力で複数社の見積もりが取れるため、比較する際の参考になることがあります。ただし、見積もりを取ること自体が目的ではなく、自分の条件での相場を知るための手段として使うという考え方もあります。

補償内容を確認する

保険料が高いと感じたとき、まず確認してみたいのが補償内容です。

  • 車両保険はついているか
  • 人身傷害保険の金額はいくらか
  • 特約は何がついているか

補償を減らせば保険料は下がりますが、それが自分にとって適切かどうかは別の話です。「安くしたい」という気持ちと「万が一のときに困らないようにしたい」という気持ちのバランスをどこに置くかは、人それぞれです。

年齢や等級の影響を理解する

若い年齢や等級が低い状態では、どうしても保険料は高くなる傾向があります。これは保険会社の判断基準によるもので、個人の運転技術や安全意識とは別の話です。

「自分は安全運転をしているのに」と思うこともあるかもしれませんが、保険料は統計に基づいて決まるため、個別の事情は反映されにくい仕組みになっています。年齢が上がったり、無事故で等級が進んだりすれば、自然と保険料は下がっていく傾向があります。

注意

保険料を下げるために補償を削りすぎると、いざというときに困る可能性があります。保険料を安くしたいという気持ちは自然なことですが、必要な補償まで削ってしまうと、事故時に十分な補償が受けられないことがあります。特に対人・対物賠償は無制限にしておくことが一般的です。

保険料を抑えるために検討できること

保険料をできるだけ抑えたいと思うのは自然なことです。ただし、「安くする」ことだけを目的にすると、必要な補償が足りなくなる可能性もあります。

以下は、保険料を抑えるために検討できる選択肢です。

使用目的を見直す

バイクの使用目的によって保険料は変わります。

  • 業務使用:比較的高い傾向
  • 通勤・通学使用:やや高い傾向
  • 日常・レジャー使用:比較的安い傾向

もし実際の使い方が「たまに乗る程度」なのに「通勤使用」で契約していると、保険料が高くなっている可能性があります。ただし、実際の使用目的と異なる申告をすると、事故時に保険金が支払われないことがあるため、正確に申告することが前提です。

年間走行距離を確認する

保険会社によっては、年間走行距離によって保険料が変わることがあります。走行距離が少ない場合、それに応じた保険料設定がある保険会社を選ぶと、保険料を抑えられる可能性があります。

免責金額を設定する

車両保険をつける場合、免責金額(自己負担額)を設定することで保険料を下げることができます。

  • 免責金額0円:保険料は高いが、事故時の自己負担なし
  • 免責金額5万円:保険料は安いが、事故時に5万円は自己負担

「小さな傷なら自分で直す」と考える場合、免責金額を設定するのも一つの選択肢です。

インターネット割引を利用する

ネット専業の保険会社や、インターネット経由で契約すると割引がある保険会社もあります。10〜20%程度の割引が適用されることもあるため、オンラインでの手続きに抵抗がなければ検討してみる方法もあります。

相場を知ることの意味

相場を知ることの意味

バイク保険の相場を知ることは、見積もりを見たときの参考材料の一つになります。ただし、相場はあくまで目安であり、自分の条件に当てはまるとは限りません。

大切なのは、「自分にとって必要な補償は何か」「どこまでの保険料なら無理なく払えるか」を考えることです。相場より高いからといって、それが不適切とは限りませんし、相場より安いからといって、それで十分とも限りません。

見積もりを見て「これでいいのかな」と迷ったときは、その場で決めなくても大丈夫です。複数の見積もりを取って比較してみたり、補償内容を確認してみたり、わからないことがあれば保険会社に問い合わせてみたり。そうした確認を経て、自分の中で納得できる形が見えてくることもあります。

保険料の相場を知ることは、判断のための一つの材料です。その材料をどう使うかは、あなた自身が決めることです。