ペット保険の請求方法がよくわからなくて、結局使わないままになっている

ペット保険の請求方法がよくわからなくて、結局使わないままになっている

本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の状況により最適な判断は異なります。必要に応じて公的情報や専門家へご確認ください。

保険に入ったはいいけれど、いざ請求するとなると「書類は何が必要なのか」「どこに送ればいいのか」「間違えたらどうしよう」と、手が止まってしまう。

動物病院で診てもらった後、領収書を見ながら「これ、請求できるのかな」と思いつつ、そのまま引き出しにしまってしまう。何ヶ月か経って「もう請求できないかもしれない」と諦めかけている。

請求の仕方がわからないから使えない。使えないなら入っている意味があるのか。そう考え始めると、保険そのものを見直したほうがいいのか、それとも請求方法を調べればいいだけなのか、判断がつかなくなる。

請求しないまま時間が過ぎていく状態は、あなただけではありません。

ペット保険の請求方法は大きく分けて2種類ある

ペット保険の請求方法は大きく分けて2種類ある

ペット保険の請求方法には、主に「窓口精算」と「後日請求」の2つがあります。

窓口精算タイプ

動物病院の会計時に、保険証やマイクロチップ情報を提示すると、その場で保険適用後の金額だけを支払う仕組みです。人間の健康保険と同じイメージです。

ただし、この方法が使えるのは保険会社と提携している動物病院に限られます。提携病院は保険会社のサイトで検索できますが、すべての病院が対応しているわけではありません。

後日請求タイプ

動物病院で全額を一旦支払い、後日、保険会社に書類を提出して保険金を受け取る方法です。多くのペット保険がこの形式を採用しています。

後日請求の場合、必要な書類は主に以下の3つです:

  • 保険金請求書(保険会社から送られてくる、またはサイトからダウンロード)
  • 診療明細書(動物病院で発行してもらう)
  • 領収書の原本(または写し)

保険会社によっては、診療明細書ではなく「診断書」が必要な場合もあります。また、初回請求時のみペットの情報を証明する書類(血統書のコピーなど)を求められることもあります。

請求の手順は「書類を揃える→送る→待つ」だけ

後日請求の具体的な流れは、以下のようになります。

1
動物病院で書類をもらう

診察・治療を受けた後、会計時に「ペット保険の請求に使いたいので、診療明細書をください」と伝えます。

病院によっては、領収書に診療内容が詳しく書かれている場合もあります。その場合は診療明細書が不要なこともあるため、事前に保険会社の案内を確認しておくと安心です。

診療明細書の発行に数百円〜1,000円程度の手数料がかかる病院もあります。

2
請求書に記入する

保険会社から送られてきた請求書、またはサイトからダウンロードした請求書に必要事項を記入します。

記入する内容は主に以下です:

  • 契約者情報(氏名、住所、電話番号)
  • ペットの情報(名前、生年月日)
  • 診療を受けた日付
  • 診療内容の簡単な説明
  • 支払った金額
  • 振込先口座情報

保険会社によっては、オンラインで請求内容を入力できるシステムを用意しているところもあります。

3
書類を送る

請求書、診療明細書、領収書をまとめて保険会社に郵送します。

多くの保険会社では、専用の返信用封筒が用意されています。契約時に送られてきた書類一式の中に入っていることが多いです。

最近では、スマートフォンで書類を撮影してアップロードする方法に対応している保険会社も増えています。郵送の手間が省けるため、使える場合は便利です。

4
保険金が振り込まれる

書類が保険会社に到着してから、通常2週間〜1ヶ月程度で保険金が指定口座に振り込まれます。

書類に不備があった場合は、保険会社から連絡が来ます。その場合は、指示に従って追加書類を提出すれば問題ありません。

請求を忘れていても、まだ間に合う場合がある

請求を忘れていても、まだ間に合う場合がある

「もう何ヶ月も経ってしまったから、今さら請求できないだろう」と思っている方もいるかもしれません。

多くのペット保険では、診療日から3年以内であれば請求が可能です。保険会社によって期限は異なりますが、1年〜3年の範囲で設定されていることが一般的です。

ただし、請求期限内であっても、診療明細書や領収書を紛失していると請求が難しくなる可能性があります。病院によっては再発行に対応してくれる場合もあるため、一度相談してみる価値があります。

また、請求を忘れていたことで保険契約そのものが無効になることはありません。次回から請求すれば、通常通り保険金を受け取ることができます。

請求漏れを防ぐために

診療を受けたら、その日のうちに書類を封筒に入れておく習慣をつけると、請求忘れを防げます。記入は後日でも構いません。まず書類を一箇所にまとめておくだけで、気持ちの負担が軽くなります。

請求方法がわからないときは、そのまま放置しなくていい

請求の手順がわからないまま時間が経つと、「今さら聞けない」「面倒くさい」という気持ちが大きくなっていきます。

保険会社のカスタマーサポートに電話すれば、請求方法を丁寧に教えてもらえます。「こんなこと聞いていいのか」と躊躇する必要はありません。請求に関する問い合わせは日常的に受けているものです。

また、保険会社のウェブサイトには、請求方法を説明した動画やPDFが用意されていることも多いです。電話が苦手な場合は、まずそちらを確認してみるのも一つの方法です。

請求方法がわからないことと、保険そのものを見直すかどうかは、別の問題です。

請求方法を理解してから、保険の内容が自分に合っているかを考えても遅くはありません。ご自身のペースでご検討ください。

請求のハードルは、一度やれば下がる

請求のハードルは、一度やれば下がる

最初の請求は、確かに手間に感じるかもしれません。書類を揃えて、記入して、送る。その一連の流れが見えないうちは、億劫に感じるのも自然なことです。

ただ、一度請求を経験すると、次からは「ああ、こうすればいいのか」と流れがつかめます。2回目以降はほとんど同じ手順なので、最初ほど迷うことはありません。

請求しないまま保険料を払い続けるのと、請求方法を一度確認してから判断するのと、どちらが自分にとって納得できるか。それを考える時間は、今あります。

この記事のまとめ
  • ペット保険の請求方法は「窓口精算」と「後日請求」の2種類
  • 後日請求は「書類を揃える→送る→待つ」の3ステップ
  • 請求期限は多くの場合、診療日から1年〜3年
  • 請求方法がわからないときは保険会社に聞いてよい
  • 一度請求すれば、次からの流れは見えてくる

請求するかどうか、保険を続けるかどうか。それを決めるのは、情報を整理してからでも遅くはありません。ご自身のペースでご検討ください。